昨今、コンタクトレンズを通販で購入すると言う人が増えています。仕事に、休日に多忙な現代人にとって検査を受診して購入する時間が取れないと言うのが実情なのでしょうね。
それがインターネットを通して、どこからでも好きな時間に注文ができ、指定した場所に注文したコンタクトが届くのですからこんなに便利な購入方法はありませんね。
しかしコンタクトレンズ通販で購入する場合の大前提は目に問題がなく、コンタクトレンズの調子がいいと言うことです。しかしそれはご自身だけの自覚症状だけではなかなか判断ができませんので、多忙な中でもせめて半年に1度くらいは眼科で定期検査を受診し、目の状態を確認しておくことをおススメ致します。
現在、使い捨てコンタクトの普及が目覚ましく、その影響でしょうか?ハードコンタクトを通販で取り扱っているサイトが非常に少ない、また仮に取扱いがあっても種類が少ないのが実情です。
ハードコンタクト通販.comでは、ハードコンタクトを幅広く取り扱っている優良サイトを紹介していますので、もし購入を検討している場合、参考にしてくださいね。
通販で注文する際の注意点とは?
入力漏れには注意する
ハードコンタクトを注文する際には、基本的にBC、PWR、S(DIA)のデータ入力が必要です。裏を返せば、そのどれか一つでも入力漏れがあるとメーカーへの発注もできなくなってしまいますので、入力時には注意しましょう。
入力ミスに注意する
ハードコンタクトのデータは多岐に渡っています。多くのコンタクトレンズ通販サイトのデータ入力画面はそのデータをプルダウンで選択するようになっています。昨今スマホの普及に伴い、ハードコンタクトの注文もスマホから行うと言う人も増えていますが、そこでありがちなのが選択ミスです。選択を間違えれば、届くレンズのデータも勿論誤ったデータで届くことになりますので、十分注意が必要です。
度数の入力に注意する
コンタクトレンズを愛用している人はご存じだと思いますが、度数の前に「マイナス:-」、「プラス:+」の符号が付いています。「マイナス:-」の符号の付いているレンズは「近視」を矯正するレンズで、「プラス:+」の符号の付いているレンズは遠視を矯正するレンズであることを表しています。意外に思われるかもしれませんが、その「マイナスとプラスを間違える」人もいるんです。この符号を誤れば全く見え方の異なるレンズが届くことになりますので念のため注意してくださいね。
ハードコンタクトの注文は余裕を持って
ハードコンタクトのデータは、BC、PWR、Sの組合せにより標準規格のハードコンタクトに限定したとしても取り揃えようとするとかなりの数量になります。またハードコンタクトの装用者人口の割合も使い捨てコンタクトには遠く及ばないことから在庫を保有するコンタクトレンズ通販サイトは皆無と考えておいた方がいいと思います。つまり注文をしても即日発送と言うわけには行かず、メーカーに発注し入荷後に発送すると言うことになります。従って少なからず最低でも2~3日、それが特注規格となると5日~1週間程度は考えておいた方が無難です。紛失は破損のように予期せぬ場合は別としても、そろそろ作り変えを検討しているような場合は、余裕を持って注文するようにしましょう。
ハードコンタクトの注文は平日の午前中がおススメ
前述したとおり、ほとんどのコンタクトレンズ通販サイトではハードコンタクトの在庫は保有していません。お客様からの注文があり、その後メーカーに発注することになるのですが、各メーカーごとに注文時間の締め切りやお休みが異なります。例えば土曜日がお休みのメーカー(例えばホヤ)のコンタクトレンズを土曜日に注文しても、結果的には月曜日のメーカー発注となります。金曜日に注文するのと週明けの月曜日に注文するのではお届日に2~3日差が出てきてしまいます。その間に祝祭日等が入れば尚更です。締め切り時間に関しては16:00を締め切りにしているメーカーが多いようですが、例えばシード社のハードコンタクトの特注規格に関しては正午が締め切りになっていますので、それまでに注文しなければそれで1日ずれが生じてしまいます。従って確実に、最短でレンズを届けてほしい場合には平日の正午前までに注文するのがベストと言えます。
ソフトコンタクトのデータでハードコンタクトの注文はできない
時々、ハードコンタクトのデータの一つであるBC(目のカーブに合わせたレンズカーブ)が妙に「大きい」というケースがあります。あり得ないデータではないのですが、やはり「大きい」訳です。そしてお客様に確認をするとハードコンタクトのデータはわからないので、ソフトコンタクトのデータをそのままハードコンタクトの注文画面で入力したと言うのです。このケースは意外にもあるものなんです。しかしハードコンタクトとソフトコンタクトではレンズの素材、硬さ、大きさ、装用の仕方などあらゆる点で異なりますので、ソフトコンタクトのデータをガードコンタクトのデータに当てはめて考えることはできません。従ってハードコンタクトのデータをお知りになりたい場合には眼科で検査を受診し、処方を出して頂くしか方法はありません。
ハードコンタクトにはそれぞれレンズごとに製作範囲がある
ハードコンタクトだけに限らず、コンタクトレンズにはそれぞれ製作範囲が存在します。どのようなデータでも製作できるわけではありません。例えば近視度数の規格はあっても遠視度数は製作できないとか、遠近両用ハードコンタクトの加入度数でもう少し強い度数のレンズにしたくても規格がないなど。もし注文画面に希望するデータが見当たらない時はその通販サイトに問い合わせてみるのが一番ですね。
目の安全性のために定期的に検査を受診する
ソフトコンタクトと比較すると寿命が長くケアが簡単なハードコンタクトです。酸素透過性も高く、安全性の面でも優れていると言われています。しかしそんなハードコンタクトでも自分では気づかぬ内に目に傷ができていたり、度数が変わっていたり、レンズに汚れやキズ、歪みがあったりするわけです。忙しくてもそのようなトラブルを未然に防ぐために、定期的な検査は受診するように気をつけましょう。