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ハードコンタクトQ&A

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ハードコンタクトは本当に慣れてきますか?慣れてきたら異物感はなくなりますか?

ハードコンタクトに慣れるまでには「1~2週間程」、と言う人もいますし「2週間~1ヶ月」と言う人もいます。要は個人差があると言うことです。初めて眼科さんで試用レンズを装用した瞬間から涙が止まらずギブアップする人もいれば、「思ったより大したことない」と平気な顔をしている人もいます。こればかりは当事者しかわかりませんから、まずは試してみるしかないのです。そして慣らしていけそうかどうかは自身で判断するしかありません。しかし毎日毎日コツコツと少しずつ時間を伸ばしていけば慣れてくる人が多いのではないでしょうか。

しかしいくら慣れたとしても異物感と言うのはなくなるわけではありません。ハードコンタクトは固い素材で黒目よりも小さく作られています。そのためハードコンタクトはまばたきをすると黒目の上を動きます。そして動くことにより酸素を含んだ新鮮な涙を交換し循環させ、目により多くの酸素を供給しています。つまりハードコンタクトは動くことによって間の安全性を確保しているわけです。しかし一方動いているものは異物感が消えると言うことはありません。ですから慣れてくるとそのハードコンタクトの動きそのものが「気にならなくなってくる」と言うのが正解なのではないかと思います。

乱視のある人はハードコンタクトレンズじゃなきゃだめですか?

乱視は一言で言うと「角膜の歪み」が原因です。本来丸く見える角膜の表面は実は歪んでいます。歪んでいるために垂直と水平方向の光の屈折に差が出てきます。その差が乱視と言われるものです。つまり歪みの程度が強ければ強い程、乱視の度数が強いと言うことになります。

裏を返せば歪んでいる部分をキレイな球面にしてあげると乱視は消えてしまいます。歪んでいる角膜の上に固くて丸いハードコンタクトをのせると、光の入ってくる前面が球面状になっているので垂直と水平方向の光の屈折の差がなくなるために焦点がキレイに一つになり、モノがクッキリと見えるようになります。

ところが歪んでいる角膜の上に、やわらかいソフトコンタクトをのせると、歪んだ角膜の形状どおりにレンズが馴染んでしまうのです。ソフトレンズを上にのせても歪みが消えない為にソフトコンタクトは乱視が矯正できないのです。乱視のある人がハードコンタクトを薦められるのはそのためです。

しかし異物感が強くて、どうしてもその異物感に馴染めないと言う人が一定数いるのも事実です。今はそういう人の為に乱視が矯正できるソフトコンタクトもありますので、検査を受診する時に併せて相談することもいいかもしれません。

ハードコンタクトでも矯正できない乱視があると言われました?

人間の目にはレンズの役割(光を屈折させる部分)を担っている部分が2か所あります。一つが上記に説明した「角膜」で、もう一つが目の中にある「水晶体」と言う部分です。人間はこの二つのレンズを通して網膜に像を結んでモノを見ています。

実は角膜は球面ではなく歪んでいて、その歪みが乱視と説明しましたが、実は水晶体も球面ではなく歪んでいます。つまり水晶体にも乱視があることになります。

どういうことかと言うと、角膜乱視+水晶体乱視=その人の持っている乱視と言うことが言えるわけです。

角膜と水晶体は本来、生理的に歪んでいるために乱視が「ゼロ」と言うことはあり得ませんが、便宜上「ゼロ」を使って説明します。

●角膜乱視(1)+水晶体乱視(1)=その人の持っている乱視(2)

●角膜乱視(2)+水晶体乱視(0)=その人の持っている乱視(2)

●角膜乱視(0)+水晶体乱視(2)=その人の持っている乱視(2)

上記はいずれもその人の持っている乱視が2となっています。

これらの目にハードコンタクトをのせると、角膜乱視だけが消えて「ゼロ」になります。

そうすると、トータルの乱視は、上から1、0、2と変わります。

答えを見ると、ハードコンタクトをのせると、キレイに乱視が消え、良く見えるようになるのは、上から2番目の目であることがわかります。一番上の人もトータルの乱視が減りますので見やすくはなります。

しかし3番目の人は、ハードコンタクトをのせても元よりハードコンタクトで矯正できる角膜乱視がそもそもなく、ハードコンタクトでは矯正できない水晶体乱視がウエイトを占めているので、ハードコンタクトでは解決ができない乱視です。

こういう人もいます。

●角膜乱視(2)+水晶体乱視(-2)=その人の持っている乱視(0)

この人は、検査をすると乱視は「ありません」と言う結果がでます。でも実は角膜にも水晶体にも乱視はちゃんとあります。ただ上手に打ち消し合うように働いているため、乱視が表面上出ていないわけです。乱視がないと言う人はいわゆるこのような目の人たちなのです。

しかしここにハードコンタクトをのせるとどうなるでしょう?

バランスがくずれて、水晶体乱視の-2が顕在化してくる場合があるんです。理屈上は顕在化するのですが、視力に影響を及ぼさないケースもあります。

つまり、乱視のない人がハードコンタクトをのせることにより、水晶体乱視が出てきて良好な視力を得られないと言う人が中にはいると言うことです。

このような理屈から、乱視がある人は全てがハードコンタクトで見えるようになるわけではないと言うことを念頭に入れて頂きたいと思います。

ハードコンタクトは水道水ですすいでも大丈夫ですか?

ハードコンタクトの素材は疎水性(水をはじく性質)の素材を採用しています。一方ソフトコンタクトは含水性(水分を含む性質)の素材を採用しています。そのためソフトコンタクトは水道水ですすぐとレンズが水道水を吸収してしまいます。そうすると目の中にレンズを装用した時に涙と異なる濃度の水道水がレンズに含まれているため目に吸着したりするのです。ハードコンタクトはそういう点で心配は不要です。

ハードコンタクトをしたままスポーツはできませんか?

ハードコンタクトの短所の一つに「ズレたり、はずれたりすることがある」と言う点があります。一方ソフトコンタクトの長所には「ズレたり、はずれたりしにくい」と言う点があります。ですからスポーツをするなら圧倒的にソフトコンタクトがいいことは間違いありません。ではハードコンタクトではスポーツは一切ダメなのか?と言うとそうでもありません。明らかに避けた方がいいスポーツは「柔道、空手、ラグビー、サッカー」などの格闘技系要素の強いスポーツです。つまり目をぶつけたり、モノが当たったり、こすられたり。そのようなことがあると目の中でレンズが割れる恐れがありますので、まず避けた方がいいかと思います。もう一つは「水泳」です。これはよく紛失されている人います。

しかし一方で運動量が激しくても他人との接触がないスポーツなどはハードコンタクトでもしている人はいるのではないでしょうか?例えば「陸上競技やバドミントン、卓球、体操など」。微妙なスポーツが「バスケやバレー、野球」など、場合によっては接触したり、顔にボールが当たったり、ラフプレイがあったりする可能性があるスポーツです。

結論から言えば、「できます」とは言えません。ご自身がハードコンタクトを装用し、慣れてくるとどの程度の動きするとレンズがズレたり外れたりするのかと言うことが何となくわかってきますので、あとはご自身の責任においてどうするか判断するしかありません。ハードコンタクトをつけたままでスポーツをしてレンズを紛失している人がいることもまた事実です。また学校の体育ぐらいはハードコンタクトを装用したまましている学生さんもたくさんいます。

いずれにしても慣れてから、ということになります。

ゴミが入った時に、舐めてから目に入れても大丈夫なのですか?

それはNGです。かなり以前にはそのような指導が実際に行われていたというようなことも耳にしますが、今はそのようなことはありません。口の中にも雑菌がいますから絶対にしてはいけません。普段からレンズケースや万が一の時のためにメガネを携行し、そのような時はレンズを一度はずして、洗浄すすぎをして入れなおして下さい。

ハードコンタクトを装用したまま眠っても大丈夫ですか?

ハードコンタクト、ソフトコンタクトを問わず、コンタクトレンズを装用したままの睡眠はNGです。人間の角膜上には異物は何もないと言うのが本来の姿です。つまり十分な酸素が安定して供給されている状態です。しかし瞼を閉じると言う行為は少なからず外界からの酸素の供給は遮断されることになりますし、瞬きをしないと言うことは酸素を含んだ新鮮な涙の交換も瞬きをしている時と比較すると思うようにできなくなっているということです。
その状態の時に幾ら性能の優れている酸素透過性ハードコンタクトと言っても異物を目の上にのせているのですから、そのこと自体目にとっていい訳がありません。かといって日常の生活の中で「移動中の電車内でちょっと目をつぶる」、「授業中につい転寝をしてしまう」等と言うことは誰にでもあり得ます。その程度の事では問題が起こることはほとんどないとは思います。ですからよくないことだと言うことを頭に入れておいて下さいね。但し、酔っ払って帰宅して、そのまま朝までレンズを装用したまま眠ってしまうと言うのはやはり心配です。
これらの事を考えると、連続装用が認められているレンズでも終日装用にした方がいいということをご理解頂けると思います。

装着液は使用した方がいいですか?

装着液はハードコンタクトを装用する人が全て利用しているものではありません。装着液は簡単に言うとやや粘性のある液体で、それをハードコンタクトに付けてよく馴染ませます。そうするとレンズ全体に装着液の膜ができますので、一つは角膜の上にレンズをが乗る時のクッションの役割を果たし、異物感を和らげると言う役割が一つ。もう一つはその膜がバリヤの役割を果たし、レンズの汚れの付着を防ぐと言う役割があります。また中には涙の分泌物が少ないために角膜上のレンズの動きが刺激となって充血を起こしやすい人などが装着液のクッションの役割で充血が緩和すると言う人もいます。それらを総合的に考えるとどちらかと言うと装着液は、ハードコンタクト初心者の人や、何らかの悩みを持たれている人が利用するケースの方が多いのではないでしょうか?ハードコンタクトを調子よく装用している人は、特別に使用しなくてはならないものではありません。

ハードコンタクトをはずした後に白っぽく見えたり、いつも使用しているメガネの見え方が悪いことがありますが?

ハードコンタクトを装用過多した時にそのような症状が見られます。装用過多とは、いわゆる「使い過ぎ」のことです。角膜は透明な無血管組織と言われています。だからモノを見た時にきれいに見え訳ですが、角膜が酸素不足の状態に陥ると透明だった角膜が白っぽく濁ってきます。そうするとかすんで見えたり、電球をみたら笠をかぶっているように見えたりするわけです。またそういう時は角膜の形状にも変化をきたしています。角膜はカメラに例えるとレンズの役割を果たしています。つまり角膜の形状が変化すれば屈折力も変わりますから、いつも見えているメガネが見えなかったり、逆メガネを掛けていなくてもいつもよりよく見えたりすると言う現象が起こる訳です。でもそれは要注意の症状ですから、くれぐれも使いすぎには注意しなくてはいけませんね。

ハードコンタクトのケア用品はどのメーカーの製品でも使用して大丈夫ですか?

メーカーさんにお問い合わせをすると当然のごとく、専用の製品をお使い下さいと言われます。そして万が一也メーカーの製品を使用してレンズに不具合が発生しても補償は致しかねると。実際にはほとんどメーカーは互換性があると言っても過言ではありません。
唯一つ気をつけておかなくてはならないのが洗浄液です。酸素透過性ハードコンタクトの専用洗浄液の中には微粒子入りの洗浄液があります。例えばボシュロムのスーパークリーナーや、ホヤのピュアクリーナーHなどがそれに該当します。これらのクリーナーは強力洗浄液なので表面処理を施しているハードコンタクトに使用すると、その表面処理が剥がれてしまうと言うのです。該当するのはメニコン製の酸素透過性ハードコンタクトやシードのS-1などです。その点だけご注意くださいね。

ハードコンタクトが目の裏側に入って取れなくなることはありませんか?

ハードレンズが、黒目の上からズレてしまい、目の奥の方に入り込んでしまうことはありますが、目の奥は袋状になっているので取れなくなることはありません。もし上の方に入り込んでしまった場合でも焦る必要はありません。白目の部分にハードコンタクトが行ってしまっても特に危険なことはありません。もしそうなった場合、鏡を下方に持ち、顔を真正面に向けたまま鏡を見て、上まぶたを大きく上に持ち上げてみて下さい。レンズが簡単に見つかると思います。もしそれでも見つからない場合は、眼を軽く閉じて眼窩(頭蓋骨の目の穴)の上の方を軽く指で揉んであげるとレンズが下に降りてくることもよくあります。恐らく痛みはそんなに感じないと思います。どうしても取れない場合は眼科に行けば取ってくれます。

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